発 声

Step 1

ファルセットとは一般的には裏声のことです。ファルセットに必要な筋肉は一般的には男性の方が弱いです。成人男性は日常会話において、ファルセットはほとんど使わないからです。また成人女性の場合は日常会話の中でもファルセット的な発声をする人は多くいます。このファルセットを鍛えることにより、音域を広げていく練習にもなり、また音痴の解消にもつながっていく効果があります。ファルセットには息漏れ声の優しい表現のものと、レーザービームの様な真っ直ぐ芯のある声の2種類あります。

ファルセット


Step 2

歌うように話、話すように歌うがwonderbird voice nestのテーマですが、歌は会話の延長とも言われるように、普段の滑舌が悪ければ歌の滑舌も悪くなってしまいます。滑舌の練習を積んでいく事により歌詞がより鮮明に伝わり、ハキハキとした明確な印象や、明るく社交的な印象を与え、普段の会話の中でもあまり噛まなくなり、早口でしゃべれるようになります。 また柔らかい舌を手に入れる事により、舌に関連した喉頭筋群が充実し、喉の開きや、器官を広く使える事になり、声の共鳴を助けます。

滑舌


Step 3

声を発声するにあたり胸声(チェストボイス)・地声(ミドルボイス)・頭声(ヘッドボイス)・裏声(ファルセット)辺りが一般的な声区と考えてよいでしょう。後はもろもろホイッスルボイスや、更にしたの低音を表現した等のものもあります。この4つのそれぞれの声区の移り変わり目のポイントの事を『喚声点』といいます。この喚声点付近の発声は難しく、苦しい表現になってしまいがちなので、スムーズに発声出来る様に練習していきます。

喚声点